何も為す事の無いまま消耗する日々 「努力」という才能の欠如

こんにちは。

sAy nOOOh!!!です。

 

僕は日々、ほぼ意味のあることは何もせず、只々、時間を不毛に消耗し続けている。最近、特に酷くなったが、過去を振り返っても無我夢中で何かに没頭したこともなければ、夢の実現の為、目標を達成する為など必死に何かに取り組んだことがない。大体、小手先でやってる感を出しつつ、最低限やらざろう得ないことだけを、ダラダラ、渋々、ギリギリでこなしてきた。別に努力なんて馬鹿馬鹿しい、俺は要領がいいから、舐めた感じでも世の中、渡ってこれちゃったぜ! みたいなイキリトークをしたい訳じゃ無い。致命的に頑張るという能力が著しく欠如しているという話だ。

 

「努力」と「才能」。対比するもののように語られることが多いが、実は「努力」できるっていうのも才能だ。努力不足というのは、お説教の時、語られる自己責任の最たるもので、「一生懸命やるなんていうのは誰でもできる」とか「努力するなんてのは最低限のことだから」なんて言われたりすると、大体、「仰る通り。すみませんでした」としか答え様が無い。

だがしかし、本当にそうなのだろうか。僕は日々、やらないといけないことは解っている。努力すれば解決できるであろう問題も多数抱えている、頑張らなければいけないなんて重々承知だ。でも、何もしていない。スマホをいじり、ネットを眺め、コーヒーを飲み、タバコを吸いながら日中をやり過ごし、夜になれば酒を飲んで何も為すことのなかった一日から逃れる様に酩酊し眠りにつく。

不安、後悔、自己嫌悪…。負の感情に常に苛まれる。解決する方法は一見、簡単だ。毎日を一生懸命生きること。幸い、僕は会社の経営者なのでやろうと思えば、やるべきことは幾らでもあるし、努力することで明確な成果が得られ、やり甲斐を実感できる。やるべきことも明確だし、それはさほど一般的に困難なことでも無い。

 

最低限の誰でもできる努力を一生懸命やるだけでいいのだ。

 

なのに、何故、しないのか?

出来ないからだ。集中力もなければ気力もない。やるべきことを、しようとすると気持ちが悪くなってくる。アレもしないと、コレもしないとと、今まで何もしてこなかったことにより蓄積されたすべきだったことリストが頭の中から溢れ出し、今まで何もしてこなかったことへの不安、後悔、自己嫌悪に押し潰されそうになる。だからスマホテトリスを始め、ひたすら、落ちるブロックに意識を集中させ何も考えない様に意識を逃避させる。そして、またとにかく一日をやり過ごす為の不毛な時間潰しに身を投じるのだ。

 

あ〜、もうこの話、出口も見えないし、文章にすることで自分の最低な状況がよりクリアに突きつけられる様でしんどくなってきた。グダグダ、駄目な自分を吐き出すことで、スッキリするなり問題が整理されるなり、有益な何かがあるのではと思ったが、がっつり気持ちが沈んで来たので、話題を変更したいと思う。

 

こんな僕が何故、会社を15年余りも経営してられているのか。多分、不思議に思いますよね。こんな社会不適合な人間の会社が潰れてない訳。

一番は運。9割くらいはコレ。

残りは、辞めてないから続いている。それだけです。

よく、起業しても10年以内に9割方、潰れるだとか言ってなんであれ、潰れてないだけ立派みたいな風潮あるけど、辞めなきゃ案外、会社は潰れない。

そう、辞めなきゃ結構、潰れないもんなんです。

うちの会社が今も続いているのは、単に辞め方が判らなかったから、ズルズル続けているうちに気づいたら競合がいなくなっていたってだけ。多分、競合他社は辞め方を知ってたんだと思う。

 

ざっくりと今までの経緯を書いていけば、

30歳、勤めていた会社で上司に嫌われすぎて居場所が無くなり、退社。雇ってくれるところもなさそうなのでなんとなく起業。お金がなかったので、とりあえず見せ金を知り合いから借りまくり、まとまった資本金があるかの様にし、ほぼ妄想の様な事業計画で金融機関から数千万の融資を受ける。自分では何もできないので人を雇う。妄想の様な事業計画なので、1年も立たず借りたお金が消える。粉飾決算をし更に追加融資を何度か繰り返す。流石に行き詰まってきたところで、たまたま来た話になんとなく乗っかった新事業が大当たり。その利益で儲かっていない当初の事業を継続。続けているうちに、同業がどんどん、廃業していきいつの間にか独占に近い状態になり利益が出始める。本業からの派生事業もやる様になる。人、売り上げ、利益、いずれも10年ほど右肩上がりに増え続ける。その後、事業環境の変化により本業衰退、人、売り上げ、利益右肩下がり、周辺事業で細々と続いて今に至る。

 

立ち上げ期、成長期、衰退期とあるがいずれも僕自身は実務をほとんど何もしてないので個人のスキルは特に無し。立ち上げ期は事業計画作ってスタッフに丸投げ。成長期は週1回程度、会議でざっくりした方向性を指示してあとは丸投げ。衰退期は流れに身を任せ特に何も手を打たず。なので、うまくいってた時期も、うまくいってない時期もたまたま、巡り合わせ的にそうなっただけ。

 

だからこそ、ちゃんと努力して、ちゃんと一生懸命な人、がっつり何かに熱中している人に憧れるし、コンプレックスを感じるし、目を背けたくなる。

全くアクセスの無い誰に向けているのかもわからないブログを、とりあえず続けることが、ポンコツな僕が今、出来る精一杯のことなのだが、正直、もう既に続けられるか不安。

 


MOROHA「三文銭」MV

こういうのが努力という名の才能、情熱という名の才能だと思う。眩しすぎてつらい